バーナム活用法
教室で使っている『バーナム ピアノテクニック』。
小さい生徒さんには大好評。
トレーニングだけでなく、片手練習の楽譜には伴奏をつける練習をしてみたり、16分音符が登場するとリズム練習をさせてみたり、教わる側にとっては弾きやすく、教える側にも使いやすい貴重なテキストです。
ニンジンマン
『棒人間、寒そう』から始まった色塗り。
毎回色々な衣装、髪型、表情を付け加えてくれます。
今日はニンジンマン。9番は胴がオレンジ、足が緑。
10番は胴が赤い「京にんじん」だねーなんて話していました。
『こんなのピアノのレッスンに必要ある?』と思われてしまいそうですが、私は『ある!』と思っています。
この棒人間、私にはワンピースを着ているしか思わなかったのですが、この生徒さん、夏は半袖、冬は長袖長ズボンと衣替えしてくれるんです。
そして、題名を読んで暗い感じは暗い顔、明るい時はキラキラした顔に。
一見、何でもないようなこの変化、ピアノを弾く上では重要で…
- どんな風に弾こうか想像する力
- 曲の雰囲気を掴んで弾く力
こんな力が自然についてくると思います。
そこからこんなレッスン。
『じゃ、色塗りした、そんな音を出してみてー』
無茶振りでしょうか?(笑)
でも、想像を膨らませて色塗りをしているんですもの、曲の雰囲気は確り捉えていてイメージは固まっています。
理想の音を出すために、繰り返し試行錯誤してくれます。
写真の⑧屈伸だったら
- 元気な子供の屈伸
- 運動したくない時の屈伸
- 浅い屈伸、深い屈伸
等々、音を変え、テンポを変え、割りと色んな弾き方ができます。
なかなか思うタッチで弾く事は難しいですね。
でも、自分の音を聴いて、調整して完成させる。
これはとてもいい勉強になります。
『これで完成~!』
こんな声がかかるまで見守っています。
普通のテクニック勉強の本です。
指のトレーニングの教本。
けれど、子供が大好きな教本。
可愛らしい、奥深い教本です。
色々なレッスン方法があると思いますが…
かとうピアノ教室の『バーナム活用』レッスンの紹介でした。