今年もやってきました、このシーズン。
秋の合唱発表会の伴奏者選抜。
伴奏者に決まった生徒が楽譜を持ってレッスンにやってきました。
派手に聴こえるから難しい?
教室では今年、小学生も中学生も伴奏に挑戦しようという生徒が多くいます。
『やってみよう!』
って気持ちは嬉しいですね。
中学校は伴奏賞もありますから、やりたいみんなが伴奏者に選ばれたら教室内で競う学年もあります。
クラスで決まった課題曲には、
- 流れる様な美しい旋律の曲調
- かっこよくリズミカルな曲調
- ダイナミックな迫力いっぱいの曲調
様々なタイプがあります。
今、教室で練習している曲を紹介します。
『うちのクラスの曲、全然派手じゃないし、伴奏賞とれないわ。』
なんて声も。
いや、それは違う!
難易度の高いものを弾くだけが伴奏者に求められることではないからです。
安定したリズムで最後まで弾ききること、指揮者の指示に正確に従えるくらい練習を積むこと、そして何より伴奏で合唱を支えられること。
音量だったり、低音の弾き方だったり、盛り上げ方だったり。
色んな要素がクリアできなければ伴奏賞なんて夢ですね。
昨日の生徒が持ってきた楽譜は、美しい旋律に内声が入り組んだり、左手16分音符×右手3連符の合わせにくい箇所があったり。
普段パッと譜読みをする子なのですが、半分で1時間が過ぎてしまいました。
(私)『ねー、難しいでしょ?
これを綺麗に仕上げられれば審査員、きっとわかってくれるよ!』
(生徒)『地味で難しいって、1番損なんじゃない?』
確かに(笑)
その気持ち分かります!
伴奏賞取りたいんだよね。
周りが凄い曲に聴こえてしまうよね。
(私)『めっちゃ勉強になるし、いいんじゃない?』
(生徒)『そういう事にしとく…』
って、レッスン終了しました。
来月いっぱいで仕上げればいいとの事なので、前半を弾けるよう宿題に。
次回、残りの譜読みを一緒にやりたいと思います。
目立ちすぎても、目立たなくても残念になってしまう伴奏。
中学生にもなれば、毎年メンバーは決まってしまいます。
クラス替えの時にピアノ弾ける子は先に振り分けられるから。
言わずと知れたクラス替えあるあるですよね。
中学校ではクラス1人の伴奏者。
小学校では学年1人の伴奏者。
ピアノをせっかく習っているんですもの、オーディションのあるところは勝ち抜いてもらいたいです。
去年は発表会の曲と平行だったから割りと大変でしたが、今年は合唱曲onlyで練習できます。
みんな、がんばれ!!
あまりの伴奏者の多さに…
生徒の楽譜をコピーしていた今まででしたが、楽譜買っちゃいました。
弾きにくいところを教えられる様に、私も練習します!